商品開発部 木村温子

担当している業務について教えてください。

私は商品開発部の中でも、主に商品デザインを担当しています。表札のデザインを制作するためには、単にデザインの知識だけでなく、素材や施工方法に関する知識も必要となります。そこが最も難しく、また、専門性が問われる部分です。

また、デザインは社内で作業をしている時間だけで完結するものではなく、普段からいいと思ったデザインをストックしたり、ネタ集めをしておくことが重要です。その意味で、生活のどの場面でも、デザインにつなげる思考を持つことが求められる仕事だと思います。

入社動機を教えてください。

前職では、靴下のデザインを担当していました。ただ、靴下のデザインは使用できる糸の種類や商品価格などの問題から、デザインの制約が大変大きかったんです。

芸大で学んだ知識をより活用するために、もう少し自由にデザインを考えられる現場を求めて、丸三タカギに入社を決めました。採用にあたって面接を担当してくださったのが、現在の上司になりますが、とても温かいフランクな雰囲気だったこともあり、この会社なら自分の力が活かせるのではないかと感じたことも、入社の大きな決め手になりました。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

デザインを考えるのは、楽しい作業でもありますが、産みの苦しみもあります。だからこそ苦労して完成させたデザインが、社内で高評価をいただけたり、上司にほめられたりすると、それだけで報われたような気分になりますね。

また、前職の靴下に比べて、丸三タカギの主力商品である「表札」は、消耗品ではなく、長い間家庭の入り口を飾ってくれる商品です。たった一つの商品を選ぶことになるので、じっくりと時間をかける方も多いでしょう。自分のデザインした商品が、お客様に長く使っていただけるということが、やりがいになっています。

今後の目標を教えて下さい。

年間で考えるデザインは、約100種類ぐらいだと思います。その中で、実際に商品になるのは4〜5割ぐらいでしょうか。デザインのバリエーションとしては、シンプルなもの、植物系などの人気のテイスト、それから今までにはない斬新なデザインの3パターンで考えることが多いのですが、意外とシンプル系を考えるのが苦手なので、もっとシンプルなデザインのバリエーションを広げていきたいと思っています。また、商品化されない確率も高いかもしれませんが、思い切った斬新なデザインにもチャレンジしていきたいですね。

入社して1年7ヶ月経ちますが、商品デザインを行う上で身につけなければならない知識もまだまだありますし、経験値も不足していると感じます。最終的には、もっと商品知識を増やして、自分のデザインに自信を持つこと、また、素材などから商品の提案ができるデザイナーをめざしていきたいと思います。

ある一日のスケジュール

9:00

メールチェックなど

10:00

来年度 新規企画会議

12:00

昼休憩

13:00

新商品のデザイン、取引様別の提案、キャラクター商品の申請手続きなど

15:00

外構への取付け評価実施

18:00

業務終了